2016/12/17追記:地理B「比較地誌」予想問題公開しました!
2016/12/18追記:センター地理B直前対策はここから!
今日はセンター地理Bの対策についてお話したいと思います。
センスでは無い!
さて、皆さんはセンター地理Bについてどのような印象をお持ちでしょうか?地理Bは世界史Bや日本史Bといった歴史系科目よりも暗記量が少ないので「センスが問われる」などと言われたことは無いでしょうか?
結論から言えば、それ、ウソです。
半ば定説になってるからタチが悪い!
確かに論述のレベルになると一定の地理的センスが問われることは事実です。しかしながら、センター試験は大学受験生の約半数が受ける試験です。センスのあるなしで点数が変わってくるような試験では困ります。
地理Bでいつまでも6割のラインに届かない、8割が取れないことをセンスのせいにする人がいますが、残念ながらそれは知識不足、もしくは演習不足です。
当たり前のことですが、どんなセンター試験の教科・科目だって問題傾向に慣れていなければ点数は取れるはずがありませんし、地理Bは暗記量が少ないとはいえ、最低限の暗記を完了しなければお話になりません。
しかしながら、最低限の暗記を完了し、問題演習を重ねれば、誰でも簡単に8割台、もしくはそれ以上を狙えるのが地理Bの特徴でもあります。
管理人は現役時代、地理Bで9割を下回ったことは1度もありませんでしたし、一浪だった今年度も、ほとんど95点以上をキープし続けました。冠模試である一橋オープンの地理では全国2位の実力です。自分自身の成績に裏付けが無ければ、定説を覆すようなことは言えません。
(それに高2のときには地理オリンピックで金メダルを取ってたりもします)
以下に挙げるのは誰でも地理Bで8割以上が取れる実力が付く必勝マニュアルです。これをやり込んで、ぜひとも地理Bで高得点を狙える受験生になってください。
山川『詳説地理ノート』
インプットに重きを置いた参考書です。副教材として使用している学校も少なくないのではないでしょうか。この参考書の特徴は、重要事項が空欄となっているため、ただ読み進めるだけでなく、能動的な学習が可能だということです。
随所に掲載されている図表にもしっかり空欄があります。言うまでもありませんが、手を動かすことは高得点への近道です。オーソドックスな表紙で新鮮味に欠けるかもしれませんが、だからこそ長年支持されてきた参考書でもあります。
この参考書をやり込むことでインプットの作業を完璧にし、まずは6割が取れないという致命的なラインを脱出しましょう。
とうほう『地理の整理と演習』
『詳説地理ノート』でインプットが終わったらアウトプットに入りましょう。こちらはテーマ毎にポイント整理と演習問題が掲載されており、効率よく復習と演習ができます。手薄になりがちな地誌分野が章立てでまとまっていることも魅力です。
実は巷の書店ではなかなか売っておらず、もっぱら高校の副教材として使用されているようですが、これ以上に地理B対策に持ってこいな参考書はありません。
これをやり込めばまず8割は取れるくらいの実力がつきます。過去問演習へ入るまでの仕上げとして、まずは1周、余裕があれば2周ぐらいやり込んで実力アップを目指しましょう。
この参考書はやるな!
こんなことを書くと批判に晒されるかもしれません。しかし私はあなたの地理の成績を上げられる自信があるという自負がありますから、邪道には進んでほしくないのです。
以下に挙げる参考書はあなたの地理Bの得点力を下げてしまう恐れがありますので、管理人としては絶対にオススメしません。
瀬川『面白いほど』村瀬『はじめからていねいに』山岡『地理B教室』
巷で人気の3巻です。全部やめた方が良いです。たかだかセンター試験の地理Bにこんな分量の参考書たちは必要ありません。
地理Bはアウトプットに手を付けるのが早ければ早いほど有利になります。こういった分厚い参考書は「参考書をまだ一周してないから」などと、アウトプットを「やらない理由」にしてしまいがちです。
それに、こういった読み物系の参考書はただ読み進めるだけに終始してしまい注意散漫になる可能性が高いです。
自学自習は手を動かすことが基本です。読み進めるだけなら普段の読書と変わりません。
最近読んだ本の内容、つぶさに覚えていますか?覚えてませんよね。書名に踊らされて無駄な時間を浪費しないでくださいね。
坂本勉『ジオゴロ』
もう最悪ですね。何が最悪って語呂合わせってのが最悪。地理Bは覚えた単語がそのまま出てくるような科目ではありません。
単語が頭の中で有機的に繋がって、論理的に考えられるようになったときはじめて点に繋がるのです。
ですから語呂合わせなんかに逃げないでください。正攻法で臨んでください。
『スタディサプリ』をオススメします。
学校で地理の授業が無いけどセンターは地理Bで受けたい、という人。宅浪だけど講師から講義を受けてみたい、という人。
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管理人がずっと要望していた「地理」の基礎講座も今年度からようやくリリースされました。めでたしめでたし。
『スタディサプリ』の地理講師である鈴木達人先生は関西弁の軽快な口調から飛び出す論理的で明快な授業で有名です。
静岡生まれらしいけどw
ただただ暗記するだけの勉強が苦手だというあなた。地理的な因果関係がよく分からなず点数が取れないというあなた。
まずは『スタディサプリ』の「地理」基礎講座24講を、1週間に2講ペース、3~4ヶ月で受講してみてください。地理の考え方が変わります。
受講しているかしていないかで夏以降の過去問演習に大きな差が付きます。また「センター地理B対策講座」10講も、秋以降は受講をオススメします。『スタディサプリ』で地理力をどんどん鍛えちゃってください。
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いつから対策を始めるべき?
地理Bをセンターでしか使わない人は秋とかまで対策をしなくて良いと勘違いしている人がいますが、そんな甘い科目ではありません。
理系の人を含めて、少しずつ時間をとって春、夏と勉強していかないと間に合いません。地理Bの勉強はインプット・アウトプットをいかに早く終わらせて早いうちから過去問演習に入れるかにかかっています。
この2冊の参考書をこなした後にできるだけ多く過去問演習の時間が確保できるよう、ぜひ逆算して対策に臨んでください。演習不足は本番で必ず祟ります。世間の流言に惑わされず早め早めに対策を始めましょう。
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分野別の勉強法などについてはこちらをご覧ください。記事は順次追加します。
ランキング丸暗記はダメ!正しい地理B統計の勉強法
私は適当な提案をしているのではありません。
現役時代、私の周りには地理が致命的にできない友人が数人いました。そんな友人たちへのアドバイスが、このマニュアルに繋がっているのです。
私のアドバイスで2冊の参考書をこなした友人はみな、本番の地理Bで9割を取っていきました。正直、私も驚きでした。
あなたも地理Bで高得点が取りたければ、「センスが問われる」なんて世間の流言に惑わされず、この記事に書いたことを実践してください。必ず高得点が取れるようになります。やらないうちから逃げないでください。
応援してます。頑張ってください。
2016/12/17追記:地理B「比較地誌」予想問題公開しました!
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